腰回りは十分にほぐれたのに腰の張り感が残っている場合は腰椎関節包にアプローチ!
中央区にお住いのTNさん、50代、男性の場合
いつも全身が極端に凝っておられるTさんですが、今日はいつにも増して強張っているご様子。
特に臀部~太股裏側にかけてのこり、肩甲骨周り、両腕のDeep Front Arm Lineは強度の硬結が生じていました。
主訴は腰の張り感だったので、腰回りのこりに関係している筋肉をほぐせば大丈夫だろうと思いました。
まず、臀部~ハムストにかけてのこりをほぐし、肩甲胸郭関節の可動域を広げ、筋膜リリースで起立筋を緩めていきました。
特に腰部多裂筋、腰三角、腰方形筋、広背筋と起立筋の重なるクロスポイントを重点的に緩め、その後腹部も硬さがまだ残っていたので腹直筋、腹斜筋もゆるめました。
これだけやればもう大丈夫だろうと思い起きてもらって腰の伸展、屈曲をしてもらったところ、まだ張り感が残っているとのこと。
そこで筋肉、筋膜ではなく関節に原因があるのかもしれないと思い、一番張り感の強かった腰椎2~3番辺りの腰椎関節包にアプローチしてみました。
結果、嘘のように張り感が消えた!とのこと。
筋筋膜だけじゃなく、関節も内臓も幅広く見ていけるスキルが必要だと感じさせられた症例でした。
また、特別なことをしていないのに、どうしてここまで全身が強張ってしまうのか?という疑問については答えが出せてないので更なる探求を呼びかけられました。