建築作業に伴う腰痛
江戸川区にお住いのTさん、30代、建築業、の場合
腰痛を患い、2回目の来院となりました。
初回は、施術中全身どこを押しても痛みが伴って大変だったのですが、
今回は、身体の強張り、緊張がかなり取れて、身体がリラックスしていることが伝わってきました。
前回、疼痛誘発動作で腰痛の原因の箇所を探ったところ、大腰筋、広背筋、腰方形筋、大殿筋、内側クロスポイント等が反応したので、今日も同じ個所を緩めてゆきました。
初回のとき、原因をお聞きしたら、作業中、中腰になることが多く、それが原因だと思っていたのですが、今回、施術中にTさんと話をする中、新たに分かったことは、車の運転をした後に車を降りるとき、痛みが強く出るということでした。
痛みがひどい時は、同僚に運転を変わってもらい、リクライニングを倒した姿勢になると楽になるということでした。
どうやら、車のシートに原因がありそうです。
ぼく自身も経験あるのですが、自分の身体に合っていないシートに座っていると、わずか数分で腰がおかしくなるものです。
人の身体は、一人ひとり骨格も筋肉も違っていて、たまたまそのシートに合った体型の方は大丈夫なのですが、多くの場合、合ってない人の方が多いでしょう。
ぼくの腰は、高級車よりも、安い軽自動車の平たいシートの方が負担がかからず、かなり楽です。
Tさんには、試しに、硬い板をシートに据えてその上に座ってみて、腰への負担がどう変化するかみてみてください。
そして、腰が楽に感じられたら、しばらくの間、板を座布団替わりに使ってみてはどうでしょう、とアドバイスしました。
施術後は、腰も全身も楽になったみたいで、表情が明るくなっていました。
次回来られたとき、板座布団が効果あったかどうか確認するのが楽しみです。