建築作業に伴う腰痛③ "座骨神経症"

建築作業をしていて慢性腰痛になったTさん、4度目の来院となりました。
もともとの腰の痛みはほとんど消え、全体的に回復基調に入ってます。
最初は、全身にトリガーポイントが至る所に点在し、それを取り切るのに時間がかかりましたが、やっとなくなってきた模様です。
しかし、今日は、表面的な症状が消えたため、やっと本当の原因が現れてきたようです。
それは、臀部の梨状筋から太股裏側にかけての痛みでした。
これは、座骨神経症の典型的な症状でしたが、これがほんとの原因だったか、とやっと辿り着いたように感じました。
座骨神経を圧迫している梨状筋を緩め、更にその周辺の関連していそうな主な筋肉も筋膜リリースで緩めてゆきました。
右側の臀部に痛みの症状は現れていましたが、その痛みをかばってたらしく左側の腰が相当に強張っていたので、左の腰も筋膜のバックラインを利用して緩めてゆきました。
施術後は、臀部の痛みも消え、全身がすごくリラックスできた様子でした。
出来る範囲で、筋力が落ちないように持続的に筋トレをしたり、ストレッチポールで腰の調整をしてから作業に取り掛かるようアドバイスしておきました。