バネ指
墨田区在住 YHさん 60代 女性 自営業 の場合
Yさんは昔からの知り合いで、休日にランチ会でよくお会いする方です。先日のランチ会でお会いしたとき、バネ指になってしまったので医者に相談してみたところ、手術しかないといわれた、とのこと。
早速その場で診たところ、右手親指の関節が曲がらず痛みも伴うという典型的な症状でした。
今迄、何人もの方を診てきた結果、バネ指治療における最大のポイントは、腕橈骨筋と筋間中隔ではないかと思っています。
そこで、Yさんの右手腕橈骨筋を筋肉に沿って押圧刺激を加え、疼痛誘発動作をかけてみたところ、あっさりと親指が曲がるようになり、ご本人はビックリしていました。
突然痛みもなくなり、曲げることができるようになったので、びっくりもするでしょう。
更に筋間中隔も押してみたら、こちらも同様に簡単に曲がるようになりました。
ついでに、ご本人がセルフケア出来るように、押す位置を正確にお伝えもしたのですが、ご自分ではなかなかうまくいかないようでした。
押す角度、力加減が分からず、なんとなく漫然と揉んでしまうからです。
このセルフケアのやり方を伝えることに関しては、いつもどうすればご本人が正確に押せるようになるのか分からず、悩みの種となっています。
筋肉は一度緩めても、すぐに硬くなってゆくので、一週間くらいはクセになるほどセルフケアをやり続けて下さいとお伝えして、臨時ワークショップ終了となりました。