ぎっくり腰でお悩みの方へ
ぎっくり腰でお悩みのお客様から寄せられるお悩みのTOP5
- 運送業建築業に従事していて、日常的に重いものを運ぶことが多いためどうしても腰に負担がかかり、慢性的な疲労が限界に達したときにギクッといってしまい、何度か繰り返しています。
- 一年のうちで一番忙しい時期の12月頃になると、いつも腰回りがガチガチに固まったり重だるくなってきます。そういう時は、椅子から立ち上がったり、ものを拾おうとしただけでピキッといってしまうことが何度か続いています。
- 真冬の寒い朝、歯ブラシを取っただけで、いってしまいました。
- 40歳を越えたころから急に体重が増えだし、運動をするのも億劫になって、何もしなかったら、徐々に腰回りのダル重い状態が慢性化して、ある日突然痛みが走ってしまいました。
- 整形外科に行っても痛み止めの薬を処方してくれるだけで、何もやってくれなくて途方にくれていました。
ぎっくり腰が生じる原因はどのようなものがあるでしょうか?
ギックリ腰は、全身の筋肉疲労が限界を越えたときに大きな負荷が掛からなくても、ほんの小さな負荷で引き金を引いてしまうことがあります。言い換えると、筋肉・筋膜の捻挫(損傷や捻じれ)が痛みにつながっていると言ってもいいでしょう。
筋肉疲労の原因としては、
- 重いものを日常的に持ち上げたり、運んだりする動作。
- 残業や出張などハードワークで疲労が慢性的に溜まりやすい状態。
- 寒さの厳しい季節は、筋肉が強張りやすく、腰回りも突っ張りやすい状態になります。
- 体重増加と運動不足などによる筋力低下。
上記の原因が身体にどのような影響を与えてぎっくり腰を引き起こすのでしょうか?
ものを持ち上げる動作を例にして、そのとき筋肉がどのようなはたらきをしているか見てみましょう。- 胸筋群に胸部が固定されることによって、腕の筋肉による物の引き上げ動作が行われます。
- 広背筋・胸腰筋膜により、背筋に圧をかけて体幹を固定させます。
- 大腰筋により、背骨・骨盤・股関節をつなぎとめ安定させます。
- 腰方形筋により、肋骨・背骨・骨盤をつなぎとめ安定させます。
ぎっくり腰について、一般的に知られていない事実
ネットを検索してぎっくり腰の原因を調べてみますと、多くは原因不明と出てきます。西洋医学がベースとなっている整形外科などでは、筋肉を診ないため、そういった現状になっているのだと思います。
当院にもよくギックリ腰の患者様が来られますが、「整形外科へ行ったけど、痛み止めの薬を処方してくれただけで、あとは安静にしてくださいと言われただけで、どうしようと途方に暮れていたんです」という声を聞くことがあります。
しかし、実際には初回来られたときに、筋肉・筋膜の調整をしただけで痛みが改善する場合がほとんどです。施術後、無理に仕事をせず安静にしておけば、たいがい順調に回復していく方が多いです。
具体的にどのような施術を行うのでしょうか?
痛みの原因が筋疲労ではなく、神経性の場合(座骨神経症、脊柱管狭窄症、ヘルニアなど)もあるので、疼痛誘発動作という技術で、痛みの原因が筋肉にあるのかどうかを見極めてゆきます。この疼痛誘発動作という技術は、筋膜のつながりを利用して、痛みの原因の箇所を突き止めるというテクニックです。
実は、痛みの本当の原因は、痛い箇所ではなく熱の場所にある場合がほとんどなのです。
〈疼痛誘発動作〉
- まず、どんな動作をしたときに痛みが出るか確認します。
- 次に、痛みの原因と思われる筋肉を押圧した状態で、再度痛みの出る動作をしてもらい痛みの程度が変化したかどうかを確認します。
- 痛みが変化したら、そこが痛みの原因ということになります。
- その特定した原因筋の緊張を緩めることで、筋肉が正常な状態に戻り、痛みの原因が解消されてゆきます。
ギックリ腰の原因となっている主な筋肉としては、胸筋群・広背筋・胸腰筋膜・大腰筋・腰方形筋・殿筋群などが挙げられます。
施術後、どういった身体の変化が出ますか?持続性はありますか?
ギックリ腰は、重症でない場合、施術後すぐに痛みが軽くなって普通に歩いて帰れる場合が多いです。しかし、痛みが軽くなっても完全に回復したわけではなく、筋肉の状態が調整されて痛みが軽減されているだけなので、まだ油断は禁物です。
中には痛みがなくなったら、治ったと勘違いしてすぐに仕事を始める方もいらっしゃいますが、そういった場合は更に悪化してしまう場合もありますので、くれぐれも2~3日は無理しないで、4日後くらいにまた来院してくれるようお伝えするようにしています。
また痛みは小さくても長引いた場合は、身体は痛い箇所を無意識のうちにかばってしまい、全身の筋肉のバランスが崩れてしまう場合もありますので、3~4回は通っていただくことをお勧めしています。
患者様が施術を受けた後に得られる効果や生活面での変化はありますか
- 腰の痛み、不安がなくなり、仕事に集中できます。
- 軽い運動もできるようになり、健康にたいする意識も向上します。
- 毎日、身体がスッキリと楽にすごせます。
- 休日は、無理せず家に引きこもりがちだった人が、よく外出をするようになり旅行にも行けるようになります。
- 心に余裕ができ、人との関わりも楽しくなります。