ゴルフによる手首痛

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品川区在住 Hさん、78才、経営者、の場合

メンテナンス目的で、毎週通って来られるHさん。

今日は、手首を湿布してたので、どうしたのかとお聞きしたところ、ゴルフの練習し過ぎで痛みが引かないとのこと。

疼痛誘発動作で原因の箇所を調べたところ、尺側手根伸筋、外側筋間中隔、腕橈骨筋で反応がありました。

特に、尺側手根伸筋を押すと、痺れるような感覚が伴うため、ここが一番のポイントだなと判断し、そこを筋膜リリースで緩めたところ、痛みはすぐに消えました。

Hさんに、それを説明すると、すごく感心したような反応があり、″それじゃ、湿布もここじゃなくてこっちに貼った方がいいんですね”と言われ、初めて疼痛誘発動作という技術を理解されたご様子でした。

ぼくは常々、患者さんには、痛みの原因は痛い箇所にあるのではなく、周辺のトリガーポイント(筋硬結)にあるのだということを説明していたつもりだったのですが、全く伝わってなかったのだということが分かり、実はガックリしてしまいました。

筋膜つながりを利用し、必ず2か所を同時に押圧し、片方のみ刺激をいれるという方法でリリースしているのですが、受け手の患者さんは、そんなこと全く意識せずに受けていたのでしょうね。

初回のみ説明して、それで相手の方が理解してくれたと、自分が勝手に思い込んでいた、というのが実態のようです。

これからは、折に触れて技術内容を説明していく必要を感じました。

そうすれば、自分で湿布を貼るときも、最も適切な位置に貼ることが出来るようになるでしょうし、、、。

過不足なく説明し、相手の方に本当に理解していただけるよう智慧を使っていこうと思います。