かぶる・もらう
もらってしまう
治療家の宿命として、患者様から邪気をもらってしまうことを挙げられます。中には全く平気という方もいらっしゃると思いますが、多くの治療家が邪気で悩んでいることと思います。特に深い治療を行う治療家は治療家人生をスタートしてから平均40年くらいで引退という説もあります。
ここでいう邪気とは負のエネルギーのことを言います。特に体調が悪い方や強い痛みを抱えている方、重い病の方、きつい薬を投与されている方などが、この負のエネルギーを身体に溜め込んでいる傾向があります。負のエネルギーの圧が高いと、施術中にそのエネルギーが治療家の側に流れ込んでくる場合があります。そのようなとき、“もらった”と表現しているのです。エネルギーは高い方から低い方へ流れますよね。それと同じことが、患者様と治療家の間に起こるのです。負の圧が高い患者様の場合、その方が来る10分前くらいから、急に咳が出たり、寒気がしたり、首が寝違えたような現象が起こることもあります。
もらいやすい条件
先ほど、負のエネルギーを溜め込みやすい患者様の原因に触れましたが、治療家の側の原因も当然あるわけです。これまでの自身の治療家人生を振り返ってみると、もらいやすい傾向というのが明らかにあります。
- 体調不良で体力が落ち込んでいたとき
- 花粉症の時期、抗生物質の入ったきつい薬を服用したとき
- コロナワクチンを接種したとき、その3~4日の間
- 飲酒が深くなったとき
コロナワクチンを接種すると副反応は一度も出たことはないのですが、毎回必ずかぶる傾向が強くなるので、私の場合きつい薬が体内に入ると、エネルギーの圧が下がってしまうのでしょう。
もらわないために
- 常に体調を万全にする
- 花粉症の時期は、症状がひどくならないようにお酒を完全に断つ
- きつい薬は極力服用しない、サプリも質の良いものだけに絞る
- 日頃から飲酒を減らす
もらってしまったときは
日頃からもらわないように気を付けていても、相手の負のエネルギーの圧が強いとやはりもらってしまいがちなので、そんなときに今まで試してきた対処法を以下にご紹介します。
- 運動して汗を流す。(腹筋・背筋・腕立て伏せ・スクワット・ジョギングなど)
- 白い綿100%の手袋をする
- 観葉植物のポトスを施術室に置く
これまで様々試してみた結果、私の場合一番効果があったのはスクワットでした。ただ単純にスクワットするのではなく、以下の写真のようにお尻を後ろに突き出し、腰を反らせて深くゆっくり行うと、丹田のエネルギーがもらった負のエネルギーを体外に吹き飛ばしてくれます。
治療家人生を長く続けるためにも、もらったときは、そのまま放置せずに、出来る限り浄化して万全な施術が出来るようにしたいものです。